学会会長からのご挨拶
ご参加の皆さま
森林遺伝育種学会を代表して、東京で開催される森林遺伝育種学会10周年記念国際シンポジウムに皆様をお迎えできることをうれしく思います。このシンポジウムの企画は津村義彦 教授を委員長として着実に進んでまいりましたが、COVID-19の影響で延期され、今年ようやく開催することができました。
シンポジウムのタイトルは「森林遺伝育種学のこれまでの歩みとこれからの展望」です。シンポジウムには森林遺伝と林木育種に関する5人の優れた基調講演者を招待いたしました。David B Neale教授(アメリカ合衆国)、朱 珊珊 博士と邱 英雄 教授(中華人民共和国)、高橋 誠 博士と陶山佳久 教授(日本国)の5名の方々です。このシンポジウムは、森林遺伝と林木育種の学問領域における最新の知見を学ぶとともに、それらを皆さんの研究活動と結びつけるユニークな機会を提供するものと確信しています。なお、このシンポジウムはIUFROの第2分科会(2.02.23 アジアの針葉樹の繁殖と遺伝資源)の活動の一環として開催されることを申し添えます。
最後になりましたが、この不安定な国際情勢が一刻も早く改善され、皆さんとご家族、ご友人が安全に暮らし、問題なく研究活動ができるようになることを心から願っています。
高田克彦
森林遺伝育種学会 会長
秋田県立大学木材高度加工研究所 所長・教授